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レンガの街を歩いて歴史に出会う!札幌まちあるきフィールドワーク体験記

~齋藤ゼミナール「札幌歴史探索フィールドワーク」レポート~

北海道武蔵女子短期大学・齋藤ゼミナールでは、地域の歴史と文化を深く学ぶことを目的に、札幌観光ガイドの会のボランティアガイド3名の案内のもと、札幌市中央区を巡る歴史探索フィールドワークを実施しました。

訪れたのは、北海道庁赤れんが庁舎、札幌時計台、北3条通り、サッポロファクトリー、札幌教会、創成川、札幌麦酒醸造所跡、旧永山邸など、札幌の近代史を象徴するスポットの数々。
さらに、まちの中に点在する“隠れた見どころ”や、それを見つけ出す視点についても学びました。

歩くことで見えてきた札幌の「今」と「昔」

今回のフィールドワークでは、札幌という都市の形成に深く関わった“開拓使の足跡”を中心に、建物や地形、石材やマークの意味まで、ガイドさんの解説とともに学びました。

例えば、北海道庁赤れんが庁舎では、雪に耐える焼過(やきすぎ)レンガの構造や、格式を示すために設計された階段の高さ、建物に刻まれた五稜星(赤い星)の意味などを細かく観察しました。
学生たちの中には、「昔の人の知恵や美意識の高さに驚いた」という声もありました。

また、サッポロビールの星マークや札幌教会に使われている札幌軟石、赤レンガの積み方(フランス積み)など、普段何気なく見ているものに込められた背景を知ることで、札幌の街並みの見方が変わったという感想も多く見られました。

学生たちのリアルな感想

「雨の日のガイドツアーでは、話を聞き取りづらい場面もありました。もし観光スポットに風雨をしのげる屋根や休憩スペースがあれば、もっと快適になるのではと、観光のあり方についても考えさせられました。」

「赤れんが庁舎や旧永山邸を見て、これまで学んできた歴史と自分の生活圏が“つながった”と感じました。特に、旭川の“永山”という地名の由来が永山武四郎であると知り、自分の出身地との関わりに驚きました。」

「札幌時計台やサッポロビールの赤い星マークが開拓使のシンボルだと知って、札幌の建築やデザインには過去の歴史が今も息づいていることを実感しました。まるで“札幌版の隠れミッキー”を探すようで楽しかったです。」

「札幌市の中心に、時間が止まったような“静けさ”を感じる旧永山邸。都市開発が進む中でも、こうした空間が残っていることに感動しました。賑やかなビル街だけではない、もう一つの札幌の姿に出会えました。」

「札幌には本当に多くのレンガの建物があることに気づきました。その積み方や大きさの理由を聞いて、“効率性”と“美しさ”の両方を大切にしていた昔の人々の工夫に感心しました。」

歩いて知る、札幌の奥深さ

一見すると近代的な都市・札幌。しかしその裏側には、開拓の歴史、外国との交流、意匠に込められた想い、そして人々の暮らしが折り重なっています。

学生たちは、自ら歩いて観察し、触れて、考えることで、“知っていたはずの街”がまったく新しい姿を見せることに気づきました。
そしてこの体験は、それぞれの視点で札幌を語る力や、新たな興味へとつながっていく第一歩になりました。

齋藤ゼミナールでは、地域と連携したフィールドワークを通じて、地元の人たちも楽しむことができる持続可能な地域観光のあり方について探求していきます。

北海道武蔵女子短期大学
齋藤 貴之 教授


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