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【産学連携PBL】無印良品札幌パルコ店×北海道武蔵女子大学①

2025年9月6日(土)から7日(日)にかけて、無印良品札幌パルコ店で開催される「つながる市」に、本学経営学部2年生の学生たちが運営協力として参加します。

このイベントは、経営学部の必修科目「リーダーシップ応用演習」の一環として、無印良品札幌パルコ店様と連携して取り組んできたPBL(Project Based Learning)プログラムです。

学生たちは、無印良品の地域イベント「つながる市」の5周年を記念し、第1回目の運営に協力した「みる・とーぶ」(北海道岩見沢市の地域団体)と共に、イベントを盛り上げる企画に挑戦します。

本記事では、この企画を立案するために学生たちが実施したフィールドワークや取材の内容をご紹介します。

地図の余白に広がる物語

岩見沢市栗沢町美流渡(みると)。この場所で、地域に根差したユニークな活動を展開する「みる・とーぶ」の代表・來嶋路子さん。その活動の原点や、大切にされていることについてお話を伺いました。

美流渡は岩見沢市街から車で30分の場所にある、人口約300人の小さな山里です。

みる・とーぶマップに記された、ありのままの素晴らしさ

もともと美流渡とその周辺地域には、ものづくりの作家さんが多く暮らしていました。活動のきっかけは、「地域でものづくりの活動を持続的にしていくには?」を仲間や地域の人たちと考え始めたこと。それがやがて「みる・とーぶ」というプロジェクトへと発展していきました。

その活動を象徴するのが「みる・とーぶマップ」です。観光客向けに作られた一般的な地図とは異なり、この地図には、「ここに住むありのままの人々の素晴らしさを伝えたい」という來嶋さんの想いが詰まっています。取材から似顔絵の作画まで、多くの人の手を借りて制作されたマップには、地域の人々の日常が温かく描かれています。

「みる・とーぶマップ」(第8版):当初は90名だったマップも、現在は約120名の方々が描かれています。

「楽しい」の連鎖

2020年に画家のMAYA MAXXさんが美流渡に移住してきたことが一つの転機となりました。MAYA MAXXさんの発案で、旧美流渡中学校の窓に貼られた板や外壁に絵を描いたり、みんなで協力して赤いクマの頭部の作品「Amiちゃん」をつくったり、地域の人たちとアート活動に取り組みました。こうした活動をきっかけに、廃校だった建物が明るさを取り戻し、地域そのものが明るくなっていきました。

その後、みる・とーぶで開催したお祭りは、3年間で延べ1万人もの来場者を集めるまでに成長しました。最近ではアフリカ太鼓(ジャンベ)の活動も広がっています。お客さんとして来ていた人たちが、気づいたら一人また一人と演奏する側になっていて、さまざまな活動の輪が広がっています。

みる・とーぶが大切にしているのは、「関わる人たちが、自分がやりたいことを自由に、のびのびとやって、それをみんなに見せること」。その結果、訪れた人々が「何か面白いことをやっているね、また来たいね」と感じてくれること。地域の人や子どもたちが「楽しかった」と思ってくれる、その瞬間を何よりも大事にしたいという思いが、活動の根底にあります。

ここ美流渡には、地図に載っていない魅力がたくさんあります。今日、つながる市で出会った人やもの、そして感じたこと一つひとつが、皆さんにとって新しい発見や、心温まるつながりとなることを願っています。そして、ぜひ一度、美流渡に足を運んでみてください。

MAYA MAXXさんが使用していたアトリエ

関連リンク

『手形アート MAYA MAXXさんの作品と”いまを描く”』を開催

『美流渡のラベンダーと白銀荘のドライフラワーでサシェをつくろう』を開催

みる・とーぶプロジェクト公式ホームページ

MAYA MAXXの絵本『エゾシカ』の原画展が新十津川町図書館ギャラリーに巡回

 

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