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四大

【学生レポート】「もったいない」を「ありがとう」に変える挑戦!北海道を支える新時代の卸売業・FUJIの源泉

卸売業のイメージ、変わるってホント?

皆さんは「卸売業」と聞いて、どんな仕事を思い浮かべますか?

皆さんがイメージする卸売業とは、生産者と小売業者を橋渡しする役割を担う業種ですよね。主なメリットは、物流にかかるコスト削減や在庫管理の効率化、そして情報提供などです。

しかし、近年、卸売業は従来の機能を超えた取り組みを増やし、進化しています。今回、私たち学生が取材した株式会社FUJI(以下、FUJI)は、まさにその最先端を走る企業です。 本記事では、FUJIがどのように「北海道の魅力発信」という本業と、「フードロス解決」という社会貢献を両立させ、新しいビジネスモデルを築いているのかを探ります。

北海道の魅力を全国へ

FUJIは、北海道の食品に特化しており、特産品やギフト商品を扱う卸売業と、EC(インターネット通販)による小売業を展開しています。事業の根幹となるのは、北海道の生産者と全国の小売店をつなぐ卸売業の機能と、自社オリジナルブランドによる商品開発です。

なぜこれほど幅広い活動ができるのでしょうか?

それは、FUJIが幅広いネットワークを持つことで、流通のあらゆる段階のニーズを直接キャッチできるからです。生産者、小売店、そして最終的な顧客のニーズを知ることで、企業と顧客の双方に価値を提供し、北海道の魅力を広める役割を担っています。

「もったいない」を「ありがとう」に変える挑戦

FUJIがフードバンク支援や社会貢献活動(こども食堂との連携事業、生活困窮者支援など)を始めたキッカケは、2021年にSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを考えたことでした。

食品を扱う企業として、「まだ食べられるのに捨てられてしまう」というフードロスに心を痛め、どうにか貢献できないかと考えたそうです。彼らの結論は、「卸売業の機能を、社会課題解決のために最大限に活用する」こと。

通常の商品流通で培った広域な物流網や大量の在庫をさばくノウハウを、フードバンクやこども食堂への食品提供に転用しました。この支援活動を通じて、生産者、小売店、支援団体という多様なパートナーとの新しいつながりを生み出し、それは本業にも還元される経営資源となっています。

「やってみよう!」が未来をつくる社風

私たちが取材を通して強く感じたのは、FUJI社の前向きな企業文化です。

社員の皆さんからは、「社歴に関係なく、やってみようという社員の前向きな姿勢を後押ししてくれる」という声を多く聞きました。新しい挑戦には失敗がつきものですが、この挑戦を歓迎する文化があるからこそ、SDGs連携やEC事業といった新しい取り組みに果敢に挑戦できるのです。

また、「自分の営業で、北海道のこだわりの商品が全国の店頭に並ぶのを見ると嬉しい」というお話は、卸売業という仕事が、地域の魅力を消費者へ届け、その喜びを分かち合える、目に見えるやりがいがある仕事だと教えていただきました。

今回、フードバンク事業で保管している商品の一部を無償で提供して頂きました。頂いた商品は、私たちの北海道武蔵女子短期大学・大学の学校祭で使用させて頂きます。これは、FUJIが築く社会貢献の輪が、私たちの大学の学びや活動にも広がっている具体的な証だと言えます。

取材を終えて

今回の取材を通して、私たちは現代のビジネスの新しい形を学びました。

FUJI社の強みは、生産者、小売店、フードバンク、地域社会といったあらゆる立場の視点に立ち、ニーズの核心を理解している点です。

北海道の食品に特化した卸売を行うFUJIだからこそ、地域貢献活動という形で、企業と顧客の双方に価値を提供するビジネスモデルを構築できていると考えます。

この経験を通じ、私たちは物事を多角的に捉えるスキルと、取引先の課題に寄り添いニーズを深く理解する共感性が、現代のビジネスには不可欠であると学びました。この経験を今後のPBL学習や課外活動に役立てていきたいです。

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