
韓国 短期留学で見つけた、語学以上の宝物
北海道武蔵女子短期大学の韓国短期留学プログラム。その初日、語学学校で交わした「안녕하세요!(アンニョンハセヨ)」という挨拶が、この特別な体験の始まりでした。

留学先はソウルの江南「Lexis Korea」
舞台は、ソウルの中心・江南(カンナム)に位置する語学学校「Lexis Korea」。この地域は流行の発信地であり、エンタメ要素とビジネスが交差する独特の雰囲気を持つ場所です。
語学学校には、アジア、ヨーロッパなど、世界中からさまざまな背景を持つ学生が集まっており、校舎の中はまさに多文化空間。
「英語圏に留学するより、もっと多様な出会いがあるかも」と感じるほど、インターナショナルな環境でした。
初日のオリエンテーションは緊張と期待のスタート
オリエンテーションは韓国語と英語が入り混じる形で行われ、最初は戸惑いもありましたが、スタッフの丁寧なサポートに、少しずつ緊張がほどけていきました。
授業や様々なアクティビティが開始し、その過程で学んだのは、言語力と同じくらい大切な「相手を知ろうとする気持ち」、すなわち、異文化へのリスペクトでした。

韓国の歴史・文化を肌で感じるアクティビティも
週末には、語学の枠を超えた貴重なアクティビティが数多く用意されていました。
景福宮(キョンボックン)では、韓国人講師のガイドの元、王朝時代の壮麗な建築に触れながら、韓国の歴史を学びました。
国立中央博物館では、古代から現代に至る韓国の歩みを展示で追い、現代とのつながりを考える機会に。
韓国民俗村では、昔ながらの家屋や暮らしを見学。伝統舞踊や衣服や家屋に関わる職人技を目の当たりにして、文化の奥深さを実感しました。
食文化体験では、キンパ作りを通して韓国料理の魅力を体感。親しみあふれるやさしい味わいは、学生たちの心にも強く残りました。
さらに、コスメ体験では、肌のケアだけでなく「自己表現」としての美容文化に触れることで、自分に合った「美容」の位置づけを考える時間となり、美しさへの価値観の多様性にも気づかされました。















北海道武蔵女子の短期留学は「語学+α」を学べる環境
Lexis Koreaの最大の魅力は、語学や体験を通じて「自分の考えや気持ちを、異なる文化の中でどう伝えるか」という、コミュニケーションの本質に向き合えること。
授業中も、午後のアクティビティの中でも、講師や地元のスタッフと韓国語でやり取りする時間があり、「話す勇気」と「伝える力」が自然と鍛えられていきました。
ある学生は、最初は韓国語で注文するのに緊張した様子でしたが、間もなく地元のお店で自ら進んでショッピングを楽しむようになりました。
この「できた」という小さな成功体験が、次の挑戦への大きな原動力になります。



世界とつながる、自分の一歩を踏み出す韓国での体験
今回の短期留学で、学生たちが得たのは語学力だけではありません。
言葉の壁を越えて「他者を理解しようとする姿勢」、そして「異なる価値観の中で自分を見つめ直す視点」が育まれていました。
「안녕하세요(アンニョンハセヨ)」という一言から始まったこの旅は、やがて学生一人ひとりの「世界とつながる第一歩」へとつながりました。
国際社会において必要とされる「言語」と「異文化理解」を、実践を通して学ぶこのプログラム。
北海道武蔵女子短期大学の韓国短期留学は、教室の外へと学びを広げ、学生たちの未来の選択肢をより豊かにしてくれる、かけがえのない経験となりました。
北海道武蔵女子短期大学では、韓国留学に限らず、オーストラリアやフィリピンなど、世界とつながる多彩な留学先が用意されています。
語学を学ぶだけでなく、異文化にふれ、自分自身と向き合う時間が、きっとあなたの可能性を広げてくれるはずです。
新しい世界を知りたい、挑戦したいと思ったとき、その一歩を、北海道武蔵女子で踏み出してみませんか?
北海道武蔵女子短期大学 准教授
奴久妻 駿介