廃墟を再生せよ!都市再建ワークに本気で取り組んでみた。 - 北海道武蔵女子大学・短期大学公式サイト北海道武蔵女子大学・短期大学公式サイト 廃墟を再生せよ!都市再建ワークに本気で取り組んでみた。 - 北海道武蔵女子大学・短期大学公式サイト

入試情報

廃墟を再生せよ!都市再建ワークに本気で取り組んでみた。

12月12日(金)、北海道武蔵女子大学・短期大学の就職課主催による、少し変わったグループワークプログラム「BROOKLYN CHALLENGE(ブルックリンチャレンジ)」を開催いたしました。

これから就活本番を迎える短大1年生を対象にしたこの企画。単なるグループディスカッションではなく、「架空の都市の再建」を通して、社会の仕組みや異なる立場の利害関係をリアルに体験するシミュレーションゲームです 。

舞台は「ゴーストタウン化」した港町

今年のミッションは、架空の都市Aにある、かつて繁栄した地区「C地区」の再生 。 参加学生たちは、事前に配布された100ページ超え(!)のシナリオブックと、実在するまちづくりの資料を読み込み、以下の3つのチームに分かれて議論に臨みました 。議論をよりディープなものにさせるため、それぞれが抱える背景を盛り込むのもこのワークの大きなポイントです。

  1. 住民チーム:「安心して住める街」を守りたい。オーバーツーリズムや騒音は困る 。
  2. 行政チーム:「持続可能な街」にするための財源(税収)確保が絶対条件 。
  3. 都市再生コンサルチーム:自社の実績となるような、華やかで革新的な提案を通したい 。

「治安」か「税収」か? 譲れない優先順位

ワークの肝となったのは、各チームに配られた「優先順位カード」です。 「治安・防災」「地域コミュニティ」を重視する住民に対し、行政は「税収・財政」を無視できず、コンサルは「資産価値・ブランド」や「革新・最先端」を推してくる…… 。

アンケートでも、「行政チームだったが、軸をぶらさないことが大事だと痛感した」「コンサルに任せると発展は見込めるが、財源でやりくりしないと行政として成り立たない。その葛藤がリアルだった」という声が挙がるほど、議論は白熱しました 。

史上初? AIが「合意形成」をジャッジ!

今回の目玉は、最終的な「まちづくりプラン」の評価をAI(人工知能)が行ったこと 。 3チームがすり合わせたプランと、議論の過程で「何を諦めたか」を記録したワークシートをAIに読み込ませ、公正にジャッジしてもらいました。

参加者からは、AIからのフィードバックに対し「うわぁ…そんな観点は持っていなかった…」「この内容をもっと推せばよかった」といった驚きの声が上がりました 。人間では見落としてしまう細かな視点まで指摘されることで、議論の質を客観的に振り返る貴重な機会となったようです。

参加学生の声(アンケートより)

「行政やコンサルの意見にドキドキしたが、こちらの意見を重視してくれて充実した議論ができた」

「気づかないうちに自分たちが最初に持っていた価値観を見失ったりと、自分たちだけでは考えられない展開になって面白かった」

「いつも関わることのない人と討論して、いろんな視点が得られた」

「ゲーム感覚で資料を読めば読むほど面白かった」

まとめ ~社会の縮図を体験する~

ただ知識として社会問題を知るだけでなく、「自分事として背負った時に、自分たちはどんな提案をしていくのか」それをワークの中で気づけることをゴールとしました。立場が違えば「正義」も変わる。 自分の意見を通すだけでなく、相手の背景(税収を気にせざるを得ない行政の苦悩など)を理解した上でどう「合意」を作るか 。 今回のワークで学んだ視点は、これから始まる就職活動、そして社会に出た後の仕事においても、大きな武器になると考えます。

北海道武蔵女子大学・短期大学就職課では、これからも「内定を取るだけが就活ではない」という視点を大切に、社会で必要とされる力・視点を取り入れた支援を続けて参ります。

就職課 石井


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