北海道武蔵女子短期大学 課題解決演習で、札幌市内で子どもたちの居場所づくりに取り組む「NPO法人E-LINK」での活動について、参加した学生の体験談を交えて詳しくご報告します。
多様な学びと「居場所」の在り方を知る
今回の活動の舞台となった「NPO法人E-LINK(アドベンチャークラブ)」は、不登校の子どもたちが通うフリースクールと学童保育所が併設された、子どもたちのための大切な「居場所」です。
学生たちは、学校や家庭以外の第三の場において、子どもたちがどのように過ごし、どのようなサポートを必要としているのかを肌で感じることを目的に参加しました。
また、世代の異なる子どもたちとの交流を通じ、コミュニケーション能力や共感力を養うことも重要なテーマとして掲げています。
参加した学生たちは、それぞれのスケジュールに合わせて2時間から半日程度、施設に滞在しました。 フリースクールには小学生から中高生まで、学童保育所には主に小学校低学年の子どもたちが集まっています。
活動のメインは、決まったカリキュラムを教えることではなく、子どもたちの「遊び」のパートナーになることです。
室内にあるピアノ、漫画、工作道具、ボードゲームなど、その時々で子どもたちが興味を持つものに一緒に取り組みます。
学生たちは子どもたちの自主性を尊重しながら、ゲームで真剣勝負をしたり、工作のサポートをしたりと、対等な目線での交流を大切にしました。
【参加学生の感想】
「普段、子どもと関わる機会が少ないため、最初は馴染めるか不安でしたが、実際に行ってみると子どもたちが名前を覚えて積極的に話しかけてくれ、すぐに打ち解けることができました。印象的だったのは、子どもたちが自分の好きなことに没頭し、のびのびと過ごしている姿です。施設全体が温かく心地よい雰囲気に包まれており、私自身もとても温かな気持ちになりました。また機会があればぜひ訪れたいです。」
「室内にはおもちゃや本が溢れ、子どもたちが自分の居場所を楽しんでいる様子が伝わってきました。対等に接してくれる子どもたちから、ゲームで負けた時に『下手だなあ!』と笑い合ったり、ふとした瞬間に本音を話してくれたりと、一つひとつのやり取りが新鮮で貴重な経験となりました。子どもたちのありのままを受け入れる環境の尊さを、身をもって学ぶことができました。子どもたちと過ごして私もとても温かい気持ちになりました。」





活動を終えて
今回の活動を通じて、学生たちは「教育」や「支援」という言葉だけでは括れない、子どもたちの健やかな成長を支える「居場所」の重要性を深く理解することができました。
北海道武蔵女子大学・短期大学では今後も、地域団体との連携を継続し、学生が社会の多様な側面を知る機会を提供していきます。
こうした活動で得た「相手の立場に立って考える力」を、今後の学生生活や将来のキャリア形成に活かしていくことを期待しています。
