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満島てる子さんと学ぶ、意外と身近なLGBTQのリアル

北海道武蔵女子短期大学ではゼミナール活動の一環として、ラジオパーソナリティやコラムニストとして多方面で活躍されている満島てる子さん(「7丁目のパウダールーム」店長)をお招きし、「LGBTQってほんとに知ってる?~基礎知識から社会的現状まで~」と題した講演会を開催いたしました。

講演の概要

講師の満島てる子さんは、ご自身の経験や背景(普段の活動や女装をして生活するゲイの男性であることなど)をユーモアを交えて自己紹介され、学生たちの心を一気に掴みました 。

講演では、「LGBTQ」という言葉の基礎知識として、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーに加え、Xジェンダー(ノンバイナリー)、パンセクシャル、アセクシャルといった多様な性のあり方について解説いただきました 。
また、性のあり方を「カラダの性」「ココロの性」「スキになる性」「カッコウの性」の4つの要素で捉える視点や 、日本の人口におけるLGBTQ当事者の割合が約10%(左利きやAB型の人と同じくらいの割合)に上り、決して遠い世界の存在ではなく「隣にいるかもしれない身近な存在」であることをお話しいただきました 。

後半では、満島さんご自身が周囲の人々に救われた経験として、「一切否定しないでいてくれたこと」「分からないけれど理解したいと正直でいてくれたこと」などを挙げられ、当事者に寄り添うための大切な心構えを伝えてくださいました。

学生の感想(アンケートより)

講演を聞いた学生からは、多くの気づきや意識の変化が寄せられました。

  • LGBTQという言葉は知っていたが、パンセクシャルやアセクシャルなど初めて知る言葉もあり、知識が深まった。もし友達からカミングアウトされたら、否定せず寄り添える人になりたいと感じた。
  • 当事者が10人に1人の割合でいると聞き、想像よりも多くて驚いた。自分自身が無意識に持っている偏見があるかもしれないと気づかされ、見た目で人を判断してはいけないと改めて感じた。
  • 『性の多様性』という言葉だけでは表せないほど、一人ひとり違うあり方があることが分かった。誰かの何気ない言葉で傷つく人がいるかもしれないことを忘れず、多様な価値観を大切にしていきたい。
  • 自分自身も性のあり方に悩んだ経験があり、満島さんの話にとても共感し勇気づけられた。この講演をきっかけに、より多くの人が正しい知識を持ち、カミングアウトしやすい環境になればと思う。

今回の講演会は、学生一人ひとりが「性の多様性」を自分事として捉え、他者への想像力や共感力を育む貴重な機会となりました。

北海道武蔵女子短期大学では今後も、多様な価値観を認め合い、誰もが自分らしく生きられる社会について考える学びの場を提供してまいります。


満島てる子さんについて

三重県桑名市出身。北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。
現在は、札幌の女装サロン「7丁目のパウダールーム」の店長を務める傍ら、女装パフォーマー、エッセイスト、ラジオパーソナリティとして多方面で活躍中。
HBC北海道放送『Sitakke』での悩み相談コラムや、『今日ドキッ!』のコメンテーターとしても知られ、ユーモアあふれる語り口と温かい視点で多くの支持を集めています。
また、さっぽろレインボープライドの実行委員(~2024年)を務めるなど、LGBTQに関する啓発活動にも尽力されています。

7丁目のパウダールーム 公式サイト https://7chomenopowderroom.wixsite.com/7pow
HBC「Sitakke」満島てる子のお悩み相談ルーム https://sitakke.jp/tag/10/


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